2022/12/12放送分
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1 業種・業態を教えてください 建築設計事務所で建物の設計・監理や施工を行っています。 熊本県や天草市発注の公共建物、住宅や民間建物の新築・改修の設計・監理と住宅の施工まで業務としています。他に、建物の耐震診断調査や定期報告(人間に例えると健康診断)も行っています。 平成4年に五和町城河原で創業し、平成28年に現在の港町へ移転しました。
2 、自社の強み・セールスポイント 以前、工事管理(現場監督)として勤務していた経験を活かし、建物の計画から完成まで施工性・安全性・コスト面等トータルで考慮した業務を行っています。
住宅設計の場合、女性の一級建築士が主婦目線でアドバイスしながら、完成後のイメージがわかりやすいように3次元パースを作成したり、土日でも施主様の都合に合わせて打合せや調査を行っています。図面やイメージはLINEで確認していただき、変更や質疑等スムーズに対応し施主様に寄り添った設計を心がけています。
3 、今後の事業展開、ビジョンなど 本業の建築設計業は継続しながら、今後はドローンを活用した業務を行う予定です。建物の屋根や外壁等今まで目視では届かなかった箇所の点検や、敷地の調査や計画、災害時の状況把握など多岐にわたって活用できると思います。
また、空き家の多さが社会問題となっていますが、リノベーションや利活用など建築専門分野から適切なアドバイスができればと思っています。 私は還暦を過ぎましたが、最近、長男が後継者として帰ってきてくれましたので、今後は事業承継と時代に沿った事業展開ができるようにしたいと思います。
4 天草について思うこと 天草は熊本市内から遠く何もないというのは地元住民が思ってるだけで、一旦島外に出て俯瞰して見ると自然や美味しい食材の宝庫だと思います。人口減少や空き家問題などは全国平均を上回るスピードで進んでいますが、コロナ禍により環境や人々の価値観が大きく変わりました。ネット環境も整いつつありますので、移住やテレワーク、ワーケーション等で興味を持たれた方々の受け皿になれば、問題は少しでも改善できるのではないでしょうか。
そのためにはまず地元住民が天草の良さを認識し、風習の善し悪しを改善し、「よそ者」にやさしい街づくりが大事だと思います。そうなれば、一旦地元を離れた若者もUターンして働きたいと思ってくれそうな気がします。
【座右の銘】
やってみなはれ、やってみなければ、わかりませんで 焦らず・怒らず あきらめず
とにかく実行しなければ前に進まない。頭で考える時間は極力短く 六分勝算があれば実行する。もし失敗したら軌道修正、撤退する。
【趣味・特技】 城河原に田畑があるため休日は少しだけ農作業をしています。以前は米も作っていましたが、今は田んぼは地域の方にお願いし、畑は家庭菜園や黒ニンニク用の栽培をしています。
新鮮な野菜が育ち食べるのは楽しみですが、山や田畑の管理は大変なことも多く、イノシシ対策や春先からは雑草との戦いです。
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